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第57弾
稽古場レポート第57弾は・・・・・・
10月6日(金)~11日(日)にシアターグリーン BOX in BOX THEATERで公演のTEAM JAPAN SPEC.番外公演『終わらない修学旅行』稽古に密着しました。

ストーリー
 東京の郊外にある私立夕凪高校の生徒は修学旅行で日光に来ていた。自由行動で麻理乃、綾音たちは歴史的建造物の如月館にやって来るが、養護教諭の田村とともに閉じ込められてしまう。戸惑う麻理乃たちをよそに、いつもは目立たない聡子が見たこともない化学構造式を書き出した。

 『読める?これってつまり毒ガスってことなんだけど』 タイムリミットは60分!毒ガスが放出される前に麻理乃たちはこの部屋を抜け出せるのか?

 ネットで流行した『脱出ゲーム』をモチーフにTEAM JAPAN SPEC.がお送りする初、女性のみのダブルキャスト公演!

稽古場訪問
 秋風が肌寒いほどの9月中旬、『終わらない修学旅行』稽古場にお邪魔しました。劇団の専用稽古場という事で、天井には照明やスピーカーが据付けており、整った環境がキャスト達には与えられているという印象です。

 この日はストーリー後半部分を二度通しました。密室の手錠で椅子に繋がれている二人が居る部屋で、隠された鍵を見つけたり様々な課題を解決していきます。タイムプレッシャーに焦るキャスト達の姿にドキドキ感が膨らみます。物語終盤にはなぜそういった状況に置かれたのか?心理面も巧みに描かれています。公演まで残り約半月、キャストの数人はこれまでの稽古の指摘を参考に、キャラクターを変えたり今だから出来る挑戦を行っていた様です。それに対し演出の不破さんからはその演技をすると何故活きなくなってしまうのか?などを細かく説明していました。まるでキャスト達が考えてきた事を喜んでいるかの様な活き活きした表情が印象的でした。最初は予定時間を大きく下回り、『攻めの気持ちがありすぎて演技が速く伝わってこない。』『途中に凄く良い演技もあった。やろうとしている事は間違っていない。』の後にウルトラマンを例に出し『大事なところでスペシウム光線が出るからそれが引き立つんだろ。』と演技の単調さに触れる一面も。そういった指摘の後もう一度同じところを通すと全く違うキャストの様に見えたのには驚きでした。若いからこそ出来る吸収の早さかもしれません。
 休憩中にはキャスト達が稽古休みを返上して稽古をしたいと不破さんに提案。自分達が納得出来ていないからやりたいという言葉に笑いながら「(自分が)ここに泊まった方が良いんじゃないか(笑)?」という不破さん。キャストの気合いに笑顔でOKをを出していました。

 一見ゲーム的要素が中心と見えるこの作品ですが、物語の焦点はキャストの感情に置かれていています。舞台ファンはもちろん、初めて舞台を観劇する事になる方々にとってもこの世界観に溶け込めやすく観やすい注目の作品です。


演出:不破大志氏インタビュー
 ジャパンスペック主宰の不破大志です。ウチの劇団は元々作家の南と立ち上げた劇団で、前身の劇団を含めると10年ほど小劇場を中心にお芝居をやってきました。私自身は大学で演劇をやっていたり大手の養成所に居たという事は無くて、ある俳優のところに弟子入りさせてもらって、そこで小劇場に出会いました。当時は何も知らないガキだったんですが、ここだったら勝負出来ると思って始めました。そして今に至るという感じですね。

(ストーリーについて)
 端的に言うと修学旅行に向かった女子校の生徒達がある館に閉じ込められてしまう。そこには友達だったはずの子の秘めたる想いがあって、そこからその子が仕組んだトラップをどの様にクリアしていくのか?そしてクリアしていくなかで生まれる友情や人と人との関わり方・・・あとは最後まで諦めない事・・・これはジャパンスペックの基本テーマなんですけれども、それは外さずに60分間で脱出するのかというお話です。
 若い女の子達だけで行われる舞台なので、僕みたいなおじさんがやるのとは違い高揚感は必然的に出てきますよね。次に何が起こるか?というアドベンチャー的要素を盛り込みつつ人が生きるうえで忘れてはいけない事はメッセージとして確実に入れています。

(キャスト達について)
 まだこれから学ばなくてはいけないという思いはみんな持っていますね。最初は「ただのお仕事として漫然とやる子も居るのかな?」と思っていましたけれども、誰一人そういう子が居ないというのは、ある意味小劇場らしい女優の姿で、そうゆう気持ちで居てくれる事に感謝しています。僕らが忘れていた事を思い出させてくれて頭が下がりますね。もちろん「第一線で活躍している人達にひけをとりません。」なんて事を言うつもりは無いです。だけどアイドルだから「ここまでで良いや。」という事では作っていないです。現段階で20歳そこそこの彼女達が板の上に立つという状況を踏まえると何ら問題無いです。ただ小劇場だけでやってきた子達とは圧倒的に違う何かを持っています。自分達を良く魅せる方法は知っている訳ですから、僕がやらなくてはいけないのは彼女達自身が考える事を引き出してあげる事ですね。一つのきっかけを与えればもの凄い勢いで伸びますから。
 (現段階での)弱点として言えるのはムラっ気ですね。(作る)感情によって演技の出来が非常に大きく揺れ動くんです。さっき観て頂いても分かったと思いますが・・・。ただ、一つ言った時にレスポンスがガラっと変わってくるんですよ。荒削りの魅力ですよね。大人が忘れてしまっている良さがあると思います。

(指導について)
 今回だけを考えれば僕も「「ここの台詞はこう切ってこう言って下さい。」という言い方をすると思うんですけれども、それでは絶対に彼女達の為にはならないんですよね。もちろん成功させなくてはいけないですが、この舞台に携わった事で何かしらのお土産を持って帰ってもらいたいですし、いつか花開いたところを見れれば嬉しいと思います。

(意気込み)
 人が真剣に右往左往している姿はなかなか観る機会が無いと思いますので、そこを観て頂くだけでも明日を生きる元気になると思います。また彼女達自身のサクセスストーリーの第一章であってほしいと思いますし、そうするべく仕事をやっていきたいと思います。舞台とは違ったファンの方も観に来て頂けるかと思いますが、全然心配なさらず、普段と違った新たな発見もあると思います。今後小劇場というジャンルを知ってもらって見続けてもらえればうれしいですね。


TEAM AIRキャスト

■公演名: TEAM JAPAN SPEC.番外公演
『終わらない修学旅行』
http://www.teamjapanspec.com/index.html
■公演日程: 2010年10月6日(水)~10月11日(月・祝)

10月6日(水) 19:00(T)
10月7日
(木) 14:00(A)/19:00(T)
10月8日(金) 
14:00(T)/19:00(A)
10月9日(土) 14:00(A)/19:00(T)
10月10日(日) 14:00(T)/19:00(A
10月11日(月) 14:00(A)
■劇場: シアターグリーン BOX in BOX THEATER
〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-20-4
■キャスト: TEAM TRAIN
山本早織(バックアップ・プロモーション)
吉川綾乃(サムライム)
大山貴世(ストーリーファクト)
川島絢子(サンミュージックプロダクション)
南場映里(ライトハウス)
森沙綾香(オービットミュージック)
酒井杏奈(ヒカリ)
松井恵理子(アイアムエージェンシー)
井田智美
盛島瑞穂(TEAM JAPAN SPEC.)

TEAM AIR
石原あつ美(サンミュージックプロダクション)
守永真彩(オフィスウォーカー)
吉用由美(エクセルヒューマンエイジェンシー)
藍田舞(P・B・B)
相沢美羽(DREAM GATE)
中西里菜
百瀬百華(ヒカリ)
鵜川紗耶加(アイアムエージェンシー)
永峰絵里加(シネマポルト)
根本沙織(TEAM JAPAN SPEC.)
■チケット: 前売3,500円/当日3,800円(全席指定・税込)
学生割引 学生証提示で2500円
(高校生以下に限る)
■スタッフ: 作:南慎介
演出:不破大志
舞台監督:早坂富雄
音響:齊藤貴博(ステージオフィス)
衣装:伊藤優理
照明:光田卓郎(光☆工房)
舞台美術:八木橋貴之
キャスティング:八木康夫 マンモス☆南
制作・宣伝:(株)オフィスグローブ
デザイン:桜井ガク(エキスパートナー)
制作協力:J-Stage Navi
映像撮影:visual creation PLASTIC RAINS
プロデューサー:川野芳徳 関杉厚彦

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